自己表現ぶろぐ

会社では冴えない社会人が、ネット弁慶になるためのブログ。好きなものや興味のあるものの感想を、ちまちま書きます。

【生活】「それな」に、立ち向かう。

「それな」という若者言葉が存在する。

相手の何かしらに共感した際に使用される言葉で、使うことで、「自分も同意見だよ」という意志表明を行える。

 

私は、この言葉はあんまし好きではない。そして、この言葉をボケで使ったりはするけれど、まさか真面目に相手へ共感を示す際に使う人はいないと思っている。

ただ、そんな偏屈なことを言っていたら世の中の流れに取り残されてしまうので、今回は、「それな」という3文字について正面から向き合い、前半後半に分けて好き勝手言いたいことを言っていこうと思う。

前半では、「それな」に対する感想と考察。そして後半では、「それな」使用者のバックボーンを掘り下げ、使用理由をタイプ別に考える。ぶっちゃけ、偏見と嘘とが飛び交うだけです。

 

「それな」?それなに?

前述したように、私が「それな」という言葉に持つ印象は決して良いものではない。なぜなら、「あなたの言うことは分かるよ、本当にそうだよね」という感情表現を3文字で済ませようとする姿勢が嫌だから、だ。

アニメ「四月は君の嘘」の「光るなら」のサビで説明すると、

君だよ 君なんだよ

を、「君な」で済ませるような感じに思える。 嘘だと言ってくれ。

 

3文字という簡潔な文字列で、相手の信任を得て味方になろうとしているのである。ローリスクハイリターン、プロセスよりも結果、といった言葉が浮かんでは消えていく。

しかしなぜそのような事態になるかというと、それはスマホの普及がもたらした時短意識が「それな」に集約されているからだ、と言えるのではないか。そして、デジタルネイティブ世代が特に、その時短意識に影響を受けているとも考えられる。

スマホのタップ一つで目当ての情報や、求めている事柄にたどり着くこのご時世。生まれながらに大量の情報の海に慣れ親しんできた若者は、その荒波を渡りきるために最短ルートでの航海を余儀なくされ、日々向上する便利さに向き合っているのだ。

そしてその過程で、若者の口から「それな」という革新が発されたのである。金田一先生一族~!新たな日本語ここにありますよ~!!!

 

つまり、「それな」とは若者の生活スタイルが生み出した怪物であり快刀である。私は、その底深さや鋭利さに負け、つい負け惜しみを言ってしまっているに過ぎないのだ。

また他方では、オドループのサビの部分だけ踊ってみた動画がネットに登場する事態にも陥っているらしいが、こちらは「それな」の持つ時短意識との因果関係を調査中である。

 

「それな」使用者をタイプ別に解説

では、そんな「それな」を使う人はどんな人なのだろうか?ここからは、それをタイプ別に分けて考えていく。

 

・察しの文化を後世へと継承したいタイプ

日本語には、全てを口に出さずとも会話が成立するケースが存在する。つまり、「それな」においても同様のケースが想定される。

「それな」によって省略された部分を相手に察させることで、日本特有の文化を口伝で継承させていくという、文化継承を日常から行っているのだ。落語家志望に多いタイプだと言えよう。

 

・最近、「It(それ)と呼ばれた子」を読破したタイプ

過酷な内容で話題になった書籍。これに感化され、決して子供を酷い虐待の目に合わせてはいけないという正義感が、「それな」を使うことに駆り立てているのだ。

あえて「それな」と言うことで、「おいやめろ」という返答をさせ、会話者に「It(それ)と呼ばれた子」のことを思い出させようとしているのだ。有難迷惑である。

 

・「それ」が示す内容を相手に問うているタイプ

デジタルネイティブ世代は、ネットで情報へ気軽にアクセスし、それをSNSなどでアウトプットすることに慣れている。

インプットした内容をアウトプットする大事さを知っているからこそ、相手にもその大事さを伝えてあげたいのだ。

「それな」という一言は、それが示す内容を、先程の会話文から抜き出し当てはめなさい」という出題文なのである。このタイプは受験戦争の被害者とも言えよう。

 

・その他のタイプ

複雑怪奇な世の中を、決まったタイプのみで分けられると考えるのは無粋である。

 

如何だったであろうか?ちなみに、私はちょっと楽しかった。

しかし、他人の発言をここまでネチネチ言う人は、魔法の一言で黙らせてやると良い。

 

「それな」

【サッカー】好きなサッカー選手の名前を、好きなだけ論述

私はあまりサッカーに詳しくない。プレーも上手くないと思う。

加えて大ざっぱなタイプなので、個々のプレーが合わさって攻防が繰り広げられると、どこを見てよいか良く分からない。なので、細かいプレーの解説ができる人は本当に尊敬してしまう。あと、ダジャレがたまにスルーパスになっちゃう早野さんとか好きです。

 

それでも、一時期「サカつく6」というゲームがきっかけで、どっぷりサッカーの世界にハマったことがあった。

それまでプロ野球は見ていたが、野球とは比べ物にならないくらいに世界各地に浸透している様子を目の当たりにして、非常に衝撃を受けたことを覚えている。

特に、選手の名前を見たり覚えたりするのが楽しくて、飽きもせずに様々な国の代表選手一覧とかをよく見ていた。ちょっとした世界旅行である。

そんな過程で、名前の響きを気に入る選手や、その名前の字面にほれぼれする選手が見つかったのだが、誰かに言いたくても結局言うことはなかった。言われた方も困っただろうし。

 

ただ、共感してもらえるかは非常に怪しくはあるが、誰かに伝えたい。そこで今回は、趣味のブログなら良いだろうということで、名前が好きな選手をテキトーに挙げてって好き勝手言いたい放題します。

 

グレッグ・バーハルター(アメリカ)

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06年のアメリカ代表で、ドイツでのプレー経験もある選手。MLSのロサンゼルスで長いこと活躍した。

グレッグという、最初と最後にブレーキが利いている名前の後、流れるようにバーハルターが続く様が格好良い。もし仮に「バーハルト」だったら、ここまで名前にカタルシスを感じることはなかっただろう。「ター」で終わることによって、グレッグでせき止められていた流れが一気に動き出すような感じがする。字面が格好良い苗字だな、とも思う。

 

シフィウェ・シャバララ(南アフリカ

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この人は知っている方がいるかもしれない。そう、タマシイレボリューション」が再生されるごとにゴールを量産するでお馴染み、南アフリカ大会でのオープニングゴーラーがシャバララである。その後のパフォーマンスも楽しげで実に良かった。道なき道を切り開けて良かったね。

「シフィウェ」というトリッキーな文字列から入って、まるで流星が夜空を駆ける様を表しているかのような「シャバララ」という苗字で締める、というギャップ。実にクセになる名前である。シャバララ、ついつい言いたくなるような素敵な名字だと思う。

 

スティペ・プレティコサクロアチア

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長いことクロアチアゴールマウスを守るGK。

「スティペ」という、日本語的に少し変わった印象を受ける響きのあとに、「プレティコサ」という更に軽妙な響きが待っている。小さな「ィ」が、名前の持つスムーズさを加速させているように感じる。要所にちりばめられた半濁音も良い仕事をしている。

 

アルトゥール・ボルツポーランド

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ポーランド代表として活躍したGKで、セルティック時代は中村俊輔と同僚だった。

「アルトゥール」という、軽い感じの響きが一転、「ボルツ」で荒々しく締められる。名前としてはメジャーリーガーの「ホセ・アルトゥーベ」っぽいが、ボルツの方がメリハリが利いていて好きだ。

余談だが、セルティックはよくウイイレで使っていた。ヘッセリンク兄貴大好きだったな。

 

タイエ・タイウォ(ナイジェリア)

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左足からキャノンのような一撃を食らわせる、ナイジェリア代表経験もあるサイドバック

Zガンダムに出てきそうな並びの名前だが、韻を踏んでるかのような軽妙洒脱な名前が心地よい。「タイェ」表記の方がしっくりきて好き。

 

ヴィンチェンツォ・グレッラ(オーストラリア)

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セリエAでのプレー経験もある、元豪州代表選手。

全体的に高貴な印象のある名前である。「ヴィンチェンツォ」という名前が、いかにもイタリアっぽいような気がするし、濁音から始まる「グレッラ」という苗字にはパンチが利いていて良いと思う。語呂は良くないかもしれないが、字面から漂う品の良さがなんともたまらない。本人が血の気が多かったらしいのは内緒だよ!

 

トゥラン(トルコ)、トゥララン(フランス)、トゥラオレ

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この三人の名が並ぶと、ポケモンの進化っぽくて楽しい。トゥラオレは沢山いたので挙げてませんのであしからず。

トゥランとトゥラランなんて、「ラ」の違いだけで国籍が変わってしまうのだから、なんとも不思議で興味深い。まさに、苗字の奥深さを表してくれる並びだと言えよう。

 

如何だっただろうか。右脳がヤベェことになられてたらごめんなさい。

何言ってるか全然分からなかったかもしれないが、私は大満足なので今回はこれにて試合終了。

このような変態シュート(当記事)もゴールするのかと思うと実に感慨深いが、伝わるか伝わらないかのラインディフェンスは、もうちょっとしっかりするべきだと反省したのでした。

【お酒】バーで飲み過ぎて敗戦した話。

 GWもそろそろ終わり。

この連休中は、中間での勤務を挟んだものの存分に満喫できた。

旅行先では特に、ビールに日本酒にと、様々なアルコールをご当地グルメと共に楽しめた。飲酒の醸し出すほわほわムードは、「天使の取り分」が幸せとして還元されているのではないかと思うほど、この上なく心地良く、幸せな連休のMVPと言って良い働きぶりだった。休肝日ではゆっくりお休み。

 

そんなこんなで幸せなお酒ウィークだったのだが、2日は散々だった。バーでの素敵な時間と、その後のしょーもなバトルタイムとの落差が酷かったのだ。

というわけで、今回はしがない酒飲みの備忘録兼、自分語りを好き勝手に書き連ねる次第である。

~バーに行こう~

 

男は誰でも、大人っぽい事柄や気取った世界に憧れる時期が必ず訪れる。

それに年齢は関係なく、条件がそろった時にその傾向が強くなるものだと思う。

私の場合「バー」の存在こそが憧れに当てはまる。幼いころから無性に、「お酒を大人がたしなむ場所」に入ってみたい、と憧れていたいたからだ。

そういう理由から、ここ最近私はバーに行きだした。

 

実際、カクテルの名前や特徴と見た目とが一致して、臆せずに注文できるようになったら嬉しいし、未知のカクテルを飲んでみて口に合った時は、世界が開けたような気持ちになれて楽しい。

更には、バーテンダーの手際良い仕事ぶりから生み出されるカクテルの世界が、箱庭チックでとても愛おしく、出来る限りたくさんのお酒と出会いたいとも思えるようになった。まさに、絶賛夢が夜開き中なのである。

~ウキウキ、バー入店~

 

スッカスカのお財布でもなんとかなるように、リーズナブルで雰囲気の良いバーを探し、先日ふと飛び込んだお店が当たりだったので、2日にも足を運んだ。2回目の来店である。

バーに行く前には、自宅でご飯を済ませ、お風呂にも入り、G.H.BASSのローファーを気取って履いたりなんかしちゃって、意気揚々、準備万端で扉を叩いた。

「食後だから強めのお酒でも良いだろ~」的考えで、1杯目はマティーニを注文した。

ビーフィーター(ジン)をメインに据えた、ガツンと来るカクテル。正直あんまし好きではないけれど、気取り中の人間は貸す耳を持たないものだ。

バーテンダーさんが、メタギアでナイフ使う時みたいなしなやかな動きで香りづけをしてくれて、背伸び気分が助長されたが、良い一杯だった。

 

2杯目はマリブサーフ。ブルーキュラソーが好きなので、軽めのお酒でお口直し。

飲みやすいんだけれど甘すぎず、微かにトニックウォーターの苦味が効いていて、ツボを押さえたカクテルだと思う。今夏はヘビロテ必至である。

 

ブルーつながりで、3杯目はスカイダイビングを注文。氷を砕いてシェークしてくれたようで、爽快感が断然強かった。この時が、一番天にも舞う気持ちだったと思う。「大の大人が」ロマンティック浮かれモードである。バカっぽい。

 

4杯目は、少し変化をさせて、マスカットクーラーを注文。ミドリ(メロンリキュール)を使ったお酒で、「昔、マスカットリキュールが飲めなかった時代に、人々がこれをマスカットリキュールの代わりに飲んだんですよ」と、バーテンダーさんが解説をしてくれた。

ミドリ初挑戦ながら、こちらも氷のシャリシャリ感が気持ちよく、ミドリのメロン味と相まって美味しくいただけた。わざとらしいメロン味、大好きです。

 

5杯目でボウモア10年をロックで注文。12年よりも荒々しくスモーキー、とはバーテンダーさんの弁。まさにおっしゃる通りで、香りを楽しみながらスイスイ飲み干せた。この辺りで、謎の汗をかいていたような気がする。

 

締めはジントニック。いきの良いフルーツが入ってたらしく、スカッと爽やかな気持ちで飲み終えてチェック。その後は、足取りもしっかりと電車に乗り込み帰路に付いた。 

~消化(器官)試合~

 

気が付いたら最寄り駅を何駅も過ぎていた。確かに、意気揚々と電車に乗ったはずだったのに。同時に、気持ち悪さも押し寄せてくる。嗚呼、マリブの爽やかな波はどこに行ったのだろう?

とりあえず電車を降り、いったんトイレへ。ローファーを履いてしまったがばっかりに、吐いてしまって悲しい思いをしてしまった。

その後の電車は、我慢と緊張の連続であった。丁度、「野球狂の詩」で、9回を一人で投げ切る回の岩田鉄五郎みたいな感じで吐き気をこらえ、命からがらなんとか帰宅したのである。

 

王都。それは、夢の跡。栄枯盛衰、盛者必衰。

華やかな栄華も、驕りや慢心によって一瞬にして崩れ去ってしまう。そんなことを身をもって体感した夜だった。

バー通いでの大人への背伸びは、まだまだ前途多難。ただ、次回は必ず元気に帰るぞ、という気持ちと共にこの歌を。

 


The Offspring - The Worst Hangover Ever

【ラジオ】金田朋子のロックンロール

企業が「コンプライアンス」という言葉を押し出して、法令順守を強くアピールするようになってから、だいぶ経っていると思う。

その是非は問わないが、企業が守るということは、そこで働く人々も、同じく決まりを守るということだ。

 

もちろん、決まりを守ることは社会においては必要なことである。それによって、組織や個人が守られる場合は多々あるからである。ただ、個人レベルでの場合では企業が順守する決まりの他に、マナーや気遣いなどにも注意を払う必要がある。

企業が躍起になって押し出す「コンプライアンス」にも対応しつつ、上司や顧客への言葉遣い、反応、立ち振る舞いなどに失礼さや至らない点が無いかを意識して仕事をやり遂げなければならない。間違いがないことが自衛だとは分かっていても、気を張り詰めることは極めて難しく、疲れてしまう。良くも悪くも、決まりにがんじがらめであるのではないだろうか。

 

私もぺーぺーながら一社会人であり、のんきながら「コンプラ社会を生きるのは大変だな~」と当事者顔をして日々働いている。

そして、そんな世の中をぶっ壊すようなラジオ番組を毎週聴いて、仕事への英気を養っているのだ。

今回は「グッチ裕三 今夜はうまいぞぉ!」というラジオ番組について、好き勝手言いたいことを言います。

 

グッチ裕三 今夜はうまいぞぉ!

 

グッチ裕三今夜はうまいぞぉ!」は、MCがグッチさん、お供が金田朋子、の文化放送で毎週日曜日に放送されている30分のラジオ番組である。

内容は基本的に、グッチさんと金田朋子(通称・キントモ先生)とのフリートークがメインとなっている。また、お便りが一放送で一回紹介され、グッチさんがイカした洋楽を3曲かけてくれる。

こう見るといたって普通の30分番組のようだが、金田朋子がいるだけで(良くも悪くも)普通ではない。俗に言う金朋地獄が繰り広げられるのである。

 

キントモ先生は、基本的に超フリーで言いたいことをバンバン言っている。なので大体、先生の波状攻撃を、グッチさんが専守防衛で受け切るというような流れが毎週繰り広げられている。時には「失礼なのでは・・・?」という言動もあるが、グッチさんが大人な対応をして事なきを得る。グッチさんすげぇ。冠番組なのに。

それと先生は、本番中に(少し)ちびったり、トイレ行ったり、グッチさんの話を全く聞いてなかったりもする。生放送でないとはいえ、「ここまでやって良いの?」と心配になりつつも、どこまでも自分を出す先生に毎週爆笑させられ、元気をもらっている。

 

もちろん、先生自身には悪気は一切ない。(と思う)

そして、それを理解している番組スタッフやグッチさんは、本当に器が大きい。金田朋子ワールドを存分に引き立たせているのは、スタッフやグッチさんなのであり、それでこそ彼女の輝きは煌々としている。

キントモ先生の奔放な発言の数々は、ある意味で世の中の暗黙のルールを否定しえるものである。「そんなの一々気にしてちゃやってらんないよ」という、一見テキトーにも思えるけれど、自分らしさを肯定し大事にするためのメッセージを人々に届け、次の日からも暗黙のルールを守り社会で戦うための元気を与えているように思えてならない。

 

放送業界は最近では、表現に対しての自粛や謝罪が目立つように思えるが、このラジオの存在が、委縮とも取られかねない放送の表現の幅を、なんとか保とうとしているように感じるのだ。

体制に挑戦するようにグッチさんを振り回すキントモ先生がいる限り、ロックとラジオ死なない。

グッチさんの選曲やお料理豆知識、グッチさんの選曲に対して8割9割「良いんじゃないですか?」と適当に返したり、毎回何かしらで台詞を噛むキントモ先生が、あなたの生活をより良くしてくれること請け合いなので、社会での戦いに疲れた方もそうでない方もぜひご視聴を。

【生活】物流、接客業、そして彼女

 新聞やニュース番組などで、様々な業界で労働者が不足していると叫ばれている。

最近だと、トラックドライバーが不足している、飲食店での人員が不足し新規店舗の開店が延期される、といったニュースを聞くこともある。そしてこれらは代表的な例でしかなく、人々が知らないような業界や地域でも、同じように労働者が足りていないことは容易に想像できる。

今後、日本の人口は減ることが予想されており、その通りに人が減ると労働者不足には拍車がかかるであろう。我々の生活スタイルも、それに合わせて変化するかもしれない。

 

そして、上記の問題に比例するのもおこがましい、とってもどうでも良い分野において深刻な人手不足が問題となっている。

私の彼女の成り手が不足しているという問題だ。

彼女不足が心の中で叫ばれだして久しい。(ここさけ現象)

 

図らずも水中、それは苦しい」の楽曲みたいなタイトルになってしまったが、今回は彼女がいないという私の現状を面白おかしく書き連ねて、明日から楽しく生きられるように自己満足に浸って行こうと思う。

 

彼女がいないという現状に、私は危機感を覚えている。とは言っても、そこまで焦っているわけではないと思う。なぜなら、そこまで彼女を作る努力をしているとは言えないし、一人で休日にのんびり出かけたり、読書したり、音楽やラジオを聴いたり、アニメや映画を見たり、友達や一人で飲みに出かけたり、という日々が楽しいからである。独身貴族とまではいかないが、独身平民くらいの和やかな毎日である。先が思いやられるね。

 

もちろん、(彼女の)求人は行っているが、なかなか成り手がいない。

近年、「売り手市場」という言葉が定着しているが、その実情は「売り手(恋活・婚活の場所を提供する側)」の市場というような気がしてならない。

街コンや婚活は、基本的に男性の参加費が女性よりも高く、モノにもよるが大体5000~7000円位だと個人的には思う。私のようなペーペーの社会人からしたら、男性なのに助成して!という感じである。

実際、何回かそういうイベントに参加して連絡先交換はしたけれど、LINEのやり取りが全然捗らず、そのイベント限り会うことはないというコマンドーのラストの台詞みたいな感じで毎回終わってしまった。

 

もちろん、私に至らない点があったからこそ、このような事態になったとは思う。そこを棚に上げるわけにはいかない。

とはいえ、「数千円払ってイベントに参加し気の合う女の子と出会えるかどうかは、参加するまで分からない」というシュレディンガーの猫的な要素にお金をかけるよりかは私は、「気の合う友人と飯でも行くかな~」となってしまうのである。

 

だいぶ市場に私情を挟んでしまったが、私の現状はこのような感じである。

では次に、今後の展望を述べようと思う。

 

最近では、「レンタル彼女」という人材派遣業が台頭しているという。また、「まだここにない出会い」を成就させるための「相席屋」というスカウティングサービスも流行っているらしい。更には、AIやVRの研究・開発が進む現状から、彼女の自動化という将来も恐ろしいが考えられる。

しかし、このような目まぐるしい変化に、ムリをして合わせることはないと思う。

人の縁というのは突然訪れ、無理にこじつけられるものではないと考えるからだ。

 

機会を得るために未知なる世界に飛び込むことは大事だが、それは人生全般に於いてそうである。何も恋人や伴侶探しのためだけに発揮される事柄ではない。

自由な時間があるのなら、本当にいろいろな事柄に触れ自分を成長させ、自信や個性を得る時間というものも、ある意味婚活であると思うのだ。

色んな人間の生み出した考えを汲み取ることで、良い縁が巡って来た時に発揮できるようにしたい。そのために、思ったことをブログで書き連ねているのではないかな、と思う。(もちろん、友達や理解者に対しても発信できるように)

 

なんだか言い訳じみているが、そんなこんなで日曜日を楽しみながら、今ブログを書いている。

ささやかな幸せを忘れないようにも、日々を大切に生きていきたい。

 

PS.アニメとか声優さんが好きなので「オタク婚活」的なイベントに多少興味があるが、両者が日常に当たり前にありすぎて何が好きなのか良く分からなくなってしまった。ダンジョン飯。4巻での、ライオスのドラゴン好きの苦悩が痛いほど分かる今日この頃なのであった。

【ゲーム】サルゲッチュのサルコメントに気付かされる人生

禅の精神は昨今、「シンプルであること」と人々に捉えられているように思う。

それは、スティーブ・ジョブス無印良品が禅より影響を受け、そのシンプルさで我々の生活に恩恵をもたらしているからではないだろうか。

禅から波及した「シンプルイズベスト」の考え方は、今や我々の身近な存在として日常に溶け込んでいると言って良いだろう。そして、シンプルであることはむしろ豊かなことであるというように、人々は肯定的にその考え方を受け入れているようにも感じるのだ。

 

サルゲッチュはご存知?~

禅とか全然前半関係ない(頭韻)けれど、主人公がサルを捕まえていく様を描いた稀代の名作、「サルゲッチュ」というゲームがある。

それで、作中で捕まえていくサルは何匹もいるのだが、そのサル1匹1匹にサル自身のコメントが付けられている。

私はそのコメント一つ一つがとても好きだ。なぜなら、そのコメント一つでサルの個性が強く印象に残るし、意外にシャレが効いていたりするからだ。

短い文の中に、私達がハッとさせられるものが多くある。今回は初代サルゲッチュより、そんなサルコメントを抜粋し引用したうえで、好き勝手にあることないこと穿っていきます。

なお、各サルの名前やサルコメントなどの著作権は「株式会社ソニーインタラクティブエンタテインメント」に帰属します。

 

しょうらいにバクゼンとしたふあんがある

-ガーネット(すいちゅうケイブ

 

そう、サルでも将来は不安なのである。 我々人間だけが、地球や国家や地域、あるいは身の上のことに不安を感じているのではなく、サルを含めた生き物全てが、何らかの不安を抱えながら日々を生きているということなのだ。それは生物学的には妄想なのかもしれないけれど、「人間だけが特別なのではない」という警句のように思えてならない。

 

「おかあさん、れんらくください」

-マル(ツラーラどうくつ)

 

彼のいるツラーラどうくつとは、察しの通りとても寒い。彼は、寒さの中で母親に呼びかけていることになる。「家族の温かさというものを、人は環境が変わると痛感する」という、普段は忘れてしまいがちな家族の大切さを、サルを通じて私達に伝えているのではないだろうか。

 

ひきだしはおおいほう

-モスキート(サルおんせん)

 

「引き出しが多い」 という一言だけで、なぜかとても魅力的に感じる。「良い大人というものは、多くの引き出しを備えていて、必要な時にだけサッと引いて必要な振る舞いをするものなのだ」ということを、ゲームを遊ぶ子供達や若者に伝えたかったのではないかと思わせる名文句である。

 

そのめはせかいをむいている

-ジョンモンジロウ(サルおんせん)

 

サルが世界に目を向ける時代になったということなのだろうか?言わずもがな、彼のモデルはジョン万次郎。コメント通りのグローバルな人材として活躍した。

人々はどうしても、眼前のことや身辺のことに気を取られ、大局を見失いがちである。「柔軟に、そして広い視野で物事を捉えるべき」という考え方を、ジョンモンジロウにモデル付けすることで我々に印象付ける、素晴らしい一言なのではないかと思う。このコメント、超カッコ良い

 

てぐせはわるいがきまえがいい

-ゴエモン(わびさびテンプル)

 

こういう人物は、ミスをしてもどこか憎めなく、周囲から愛されている場合が多いと思う。気前の良さが、自らの手癖の悪さをカバーするのだ。このような生き方こそが「粋」であり、器の大きさを感じさせる。 「きまえはよいがてぐせがわるい」という文章配置でないところも愛され度を表すポイント。

「人は一人で生きるのではなく、周囲との関係性を築くことが自分のためにもなる」ということを、天下の大泥棒「石川五右衛門」を思わせる名前で訴えかけていると思う。

 

まだまだ挙げたいけれど、長くなりそうなのでこれにていったん終局。

短文が、人々の多角的な捉え方を刺激する良い対象であると改めて思い知らされました。終始「何言ってんだ?」的論調だったし。そしてそれは、文の持つ「シンプルさ」ゆえの特別な力なのかもしれない。

サルは言葉じりも捕まえられるんですね!

【音楽・漫画】ソーダのおとも。

4月なのに暑い。まだどうにかなる程度だけれど、温暖化が深刻であると身に染みて感じさせられている気分になる。

のんびりしていたら桜はとっくに散っていて、納得できないまま夏にやり込められてしまいそう。

 

それでも、私は5月くらいの空気が好きだ。

薫風とは上手く言ったもので、風が運んでくる爽やかな風に夏の訪れを気付かされる瞬間がたまらなく好き。爽やかさを強く印象付ける緑が映える時期でもあるし。

 

そんなこんなで、まだ4月だけれど完全に5月気分の私は、ソーダを愛飲して夏を先取りしている。

しゅわしゅわの爽快さは年中快いけれど、やはり暑い時期に飲むのがぴったり。

初夏が本気出してきている昨今、皆様もソーダを召しあがる機会に恵まれると思うので、今回はソーダを飲んでいるときに見聞きしたい曲や漫画を挙げて、好き勝手言いたいこと言います。(ぶっちゃけ、「夏っぽい何か」ってことです)。

 

「透明ガール/Nona Reeves


Nona Reeves 透明ガール

まさに夏ー!って感じの一曲。透明感際立つ雰囲気全開で、思わずソーダを頭から被りたくなる。(炭酸)水垢離

キーンと冷やしたソーダをクーラーボックスに入れて、ちょっとお出かけしたくなる曲でもあると思う。夏の日差しのまぶしさを追いかけたくなる良曲です。

「夏の理由/GONTITI


Gontiti - 夏の理由

安定のGONTITIのなかでも、ウキウキな夏ソングの一つがこれ。なんというか、パッソアをソーダで割って、テラスで語り合いたくなりますね。そんなオシャレ体験ないけど。

ただ、家でちょっと南国体験したいとき、お供はこの曲が良いのかも。もはやソーダ関係ないけど。

 

スマトラ警備隊/相対性理論


相対性理論 - スマトラ警備隊 (High Quality)

冒頭の「ダダダダ」こそ、強炭酸でぶん殴ってくるウィルキンソンのイメージ。同アルバムの別曲でコントレックス箱買いしてるくらいだから、この曲をソーダに合わせるのだってアリなはずだ。軽快に、かつ頭を空っぽにしてソーダを飲むときにぴったり。

 

「あじさい/サニーデイサービス」


サニーデイ.サービス / 東京 / あじさい

なんともハイカラな雰囲気漂う一曲。「さいだあ」って歌詞にはあるけれど、昔ながらの「ソーダ水」を飲みながら聴きたい。メロディーの端々にもの悲しさを感じられる点が、炭酸に溶け込んだレモンのほろ苦さを想起させて良い感じ。

 

「黄昏のサマー・ホリデイ/桑田佳祐


初音ミク 黄昏のサマー・ホリデイ/桑田佳祐

うだるような暑さ、へばりつくような蒸し暑さ、残暑、それらを感じなんとも喉が乾いてくる一曲。夏の夕暮れを非常にうまく表現しているように感じる。流石は夏の申し子桑田佳祐って感じ。そりゃ初音ミクもカバーしてしまうわけで。

私にとっては、こっちの方がよっぽど「夏の終わりのハーモニー」って気がするのです。ねっとりとした暑さを、ついついソーダを流し込んで忘れたくなるような名作だと思う。

 

 「りとうのうみ/たかみち」

りとうのうみ (ワニマガジンコミックススペシャル)
 

 沖縄の青が満載の、フルカラー漫画。一面彩り豊かで、ページを開くごとにとても楽しい。これさえあれば、年中沖縄の夏を感じることができるという、こち亀のバカンス回的な傑作。

バカンス回というのは冗談だけれど(太字だしな)、本当に素敵な一冊だと思っていて、オススメ漫画を聞かれれば必ず薦めていると思う。

できれば、三ツ矢サイダーを相棒に読み進められれば心強い。

 

「8月のソーダ水/コマツシンヤ」

8月のソーダ水

8月のソーダ水

 

 こちらもフルカラーの、微炭酸のような優しい爽快感を感じられる一冊。今回の記事に、「ついに守護神が出てきたか」と錯覚するかのような完璧なタイトルと完璧な内容を併せ持つ快作。

さっぱりとした気分になりたいとき、ソーダ飲みつつ一緒に読んで間違いなし。

 

と、色々挙げましたが、ソーダ飲みたくなったらこちらもどうぞ。

三ツ矢サイダーのブランドイメージを爆上げすること必至の一冊です。素敵な炭酸ライフを。

 

三ツ矢サイダーレシピ

三ツ矢サイダーレシピ