自己表現ぶろぐ

会社では冴えない社会人が、ネット弁慶になるためのブログ。好きなものや興味のあるものの感想を、ちまちま書きます。

【生活】困った大学生たちを三国志に置き換えてハッピーライフ

日本の大学が増えている。

これは決してイメージなどではない。我々の目の前に出現している現実問題だ。(主に私立大学が増えていることが分かる)

http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/002/002b/1368900.htm (文部科学統計要覧平成28年度版)より

 

決して広いとは言えないこの日本において、それぞれ個性を持った大学同士がしのぎを削り、生徒の確保と大学の存続とを画策しあっているのである。

まさに、世は空前の大学設立ブームと言って差し支えなく、増え続ける大学の実態を完全に掌握するのは至難の業であると思われる。それこそ、幾人もの英雄たちが立ち上がっては消えていった、「群雄割拠」と呼ぶに相違ない三国志時代を彷彿とさせる。

 

前置きはさておき、話題の中心はそこへと通う大学生たちへと移る。

私の住む街はいわゆる学生街であり、周辺を歩けばそれらしい若者を見つけることは容易だ。少し離れているが大学もあることから、日常的に大学生が近くにいる生活を送っている。良く言えば希望と若さとに満ち溢れた、活気のある街での暮らしを送っているといっても良いだろう。

 

しかし残念なことに、彼らが若さゆえか「ちょっとどうなんだ?」と思ってしまうような行動を取ることがある。

そういうことがあるのは仕方がないとは思う。私も昔はそんな感じの学生だと思われていたかもしれないし。

だが、少し危なっかしいような場面もあったりするため、心中はモヤモヤしている。ただ、注意して止める程ではないために、このモヤモヤ晴らさでおくべきか、という微妙に擦れ動く乙女(お止め)心のような感情の行き場に困っていた。

 

そこで今回の記事では、最近の諸大学が「群雄割拠」してるということで、困った学生たちの問題行動を紹介し、それを三国志になぞらえて適当に対処法を考案していこうと思う。モヤモヤを晴らすにはうってつけ。まさに、していこう推薦である。シラフです。

 

・大学近くの通りで横並びになり、自動車の通行を妨げる

これは大変である。下手をすれば、車との接触ということも考えられる。

しかし、彼らが鶴翼の陣を展開していると思えば、「そうか~、末端の兵士は指揮官の命令には絶対だしな~」とか、「彼らの指揮官は鶴翼が得意なのかな~」といった想像にたどり着き、長蛇の陣形が苦手な指揮官を持ったが故の悲しい白兵戦と割り切ることができる。それに、「こっちは(自動)車懸だぞ!」と思えば、少し優越感にも浸れるので、余裕をもって運転することにも繋がるのである。

 

・サークルかなんかの飲み会後に、駅周辺で声あげたりしてちょっと煩い

サークルで飲み会をするのは楽しい。それに、別れが名残惜しいのも分かる。ただ、やっぱり迷惑なのである。駅前だし。

しかし、彼らが隊士気を上げるために発声で鼓舞しあっていると思えば、「そうか~、戦が近いのかな~」とか、「彼らの指揮官はチームを大切にしてるのかな~」といった想像にたどり着き、彼らを戦前に別れを惜しむ悲しきソルジャーたちと割り切ることができる。それに、最近では「意識高い系」という言葉が世に出回っているので、そろそろ駅前で騒いでる小隊のような「士気高い系」な学生が生じてもおかしくはないと思う。ただ、そういう連中はたいてい指揮系統が適当なため、「指揮他界系」でもあるのが玉に瑕だ。

 

・飲み会後に、そこら辺に吐いたりしてる

大人でも、演義での張飛や淳于瓊のように酒で失敗する者もいる。ましてや経験の浅い若者にとって、酒は曲者であるといえよう。そのため、飲み過ぎたあかつきには必ず良くない結果が訪れるものだ。経験不足とはいえ、しっかりとした対処はしてほしいものである。特に春先、駅前が華の舞しちゃうのは見るに耐えない。

しかし、彼らが傷病兵、あるいは守りを固めた司馬懿を挑発するためにあえて吐いてる様を見せていると思えば、「そうか~、北伐やってんのかな~」とか、「衛生兵は忙しそうだな~」といった想像にたどり着き、彼らを北伐で魏と対峙し疲弊した蜀兵だと割り切ることができる。それに、「戦時に酒が飲める時代なんて、良い時代じゃないか」とも感じられ、ほっこりした気持ちに繋がるのである。

 

・勉強をおろそかにしてしまい、単位を落としまくる

これには私は、直接なんらかの被害を被ってはいないので何の関係もない。だが、誰も得しないこんな現象はこの世から減るべきだと切に願う。

しかし、彼らが陥陣営・高順だと思えば、「その名に違わぬな~」とか、「可否(下邳)の戦いでは奮戦及ばずだったしな~」といった想像にたどり着き、テストには挑戦(貂蝉する攻勢(侯成)には出たものの精錬(成廉)してなかったがために、超爆(張邈)死したのだと理解することができる。適度に遊び、適度に学ぼう。

 

以上で、溜飲下げ下げの儀は終了である。三国志との関係性薄くなかった?

個人的には、高順の名前が出せたのでもう満足。そして、大学生諸君にはミスもしつつ、将来的には素敵な大人になって欲しいと願うばかりである。

臥龍鳳雛も、結局のところ未来ある若者に冠するのが一番ふさわしい言葉なのだから。