自己表現ぶろぐ

会社では冴えない社会人が、ネット弁慶になるためのブログ。好きなものや興味のあるものの感想を、ちまちま書きます。

【生活】#2017年ベスト男の子ランキング

今回も、前回記事に引き続きランキングを編纂する。前回と違うのは、「男の子」が対象という点である。

というわけで、またまたお世話になるのは偉大なる考案者様。

hugallmyf0128.hatenablog.com

 

独断と偏見と、そして憧れと追憶とが混ざり合うごった煮ランキングで2017年に別れを告げようと思う。それでは、グッバイ開始。(人物名は敬称略)

 

第10位 松重豊

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もちろん、年末の孤独のグルメも楽しかったが、2017年の松重豊はラジオの人でもあった。

一昨年秋に始まった「松重豊の深夜の音楽食堂」という初の冠ラジオ番組で、彼はメインパーソナリティーを務めている。そして、イメージが違うと言えば失礼なんだけれど、彼は意外にも若者向けの音楽もガンガンに吸収しており、逆に若輩の私がnulbarichだったりceroだったりnakamura emiだったりをこの番組で教えてもらっている。もはや、松重豊のセンスに私が磨かれているのだ。

そんな素敵な選曲群もランクインの要因の一つだが、もう1つを挙げるとすれば、雑談のどこか慣れない感じが凄くキュンとくる点も魅力なのである。

訥々と彼の口から語られる他愛のない、愛すべき雑談の数々(世田谷街道沿いに美味しい豚まんの店を見つけました とか)が、松重豊の人としての魅力を存分に引き立てている。そして、雑談によって少しずつ彼の昔話や考え方に触れていく実感が、番組リスナーをつかんで離さない。

また、松重豊のお仕事情報も絶えず告知されるため、松重豊好き好きオートメーションが、まさにこの番組にて確立したように思えてならない。ぜひ多くの人に、この感覚をを味わっていただければ幸いである。

 

深夜の音楽食堂 - Fm yokohama 84.7

 

第9位 渡部又兵衛

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社会派コント集団・ザ・ニュースペーパーの創立メンバーである。社会ネタたっぷりだった2017年においては、籠池理事長の切れ味ある物真似を披露し存在感を放った。

見に行く機会がたまたまあったザ・ニュースペーパーの公演で、上記の通り理事長の物真似を担当していたのがこの方。登場時の勢いといいクオリティといい、笑っていないお客は一人もいなかったのではなかろうか。

そんなこんなで私も笑いに笑って、うっとりとしながらのエンディング。

彼の姿が目に入ったが、なんと同僚の竹内氏に肩を借りつつの登壇であった。演技中には一切年齢を感じさせない立ち振る舞いに、遅ればせながらその時気が付き、心から彼の持つ「役者魂」に感激したのであった。格好良かった。

 

第8位 野田クリスタル

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マヂカルラブリーのボケ担当。昨年は念願のM-1本選出場を果たした。

もちろん、彼は言うまでもなくイケメンであるので、もちろんその点も魅力の一つではある。だが、私が今回選出した一番の理由は「上沼恵美子に言い返したから」である。

これはあくまで推測に過ぎないが、彼はあんまし平場で自分から前に出るタイプではないと思う。そんな彼が、地上波の舞台で、しかも審査員の一人・上沼恵美子に向かって「本気で挑んでるから」と言い返した。このシーンで、もう野田クリスタルへの好感度は爆上がりであった。2017年、私なりのビットコインである。

 

そして、この叫びは他の芸人の代弁でもあったように思えてならない。

というのも、予選までの審査の内容はいわばブラックボックスであり、笑いを取りながらも落ちていくコンビは毎年少なからず(観る人にはよるだろうが)いるのだ。

そんな芸人たちの思いも乗っているかのような、そして今までの彼ら自身がその中の一組であったことを断ち切るかのような「本気で挑んでるから」という叫び。

審査がどうこうではなくて、彼のこの一言が聴けたからこそ、今回のM-1は見てよかったなと思えた。昨年は緊張も見られたので、今年も本選の舞台で、マヂカルラブリーらしさ全開の漫才を心行くまで楽しみたいものである。

 

第7位 トバルカイン・アルハンブラ(CV.大塚芳忠

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HELLSING」より。通称・伊達男。紳士然とした振る舞いと、大塚芳忠ヴォイスとのバランスが絶妙なキャラクターで、思い出したとき無性にバトルシーンを見たくなる。

惜しむらくは、序盤のかませ犬ポジションに過ぎないという点。カード投げキャラなので仕方ない気もするが・・・・。

昨年は若干フラリッシュにも興味を持ったので、それを踏まえてのランクイン。もちろんバトルシーンでは、フラリッシュを軽く超越したプレーイングで見る者を魅了する。

 

第6位 谷口彰悟

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川崎フロンターレ悲願のJ1制覇の立役者の一人。とっても男前である。

大舞台にも動じないイメージが(勝手に)あるので、将来の日本代表も狙える才能なのではなかろうか。名前を覚えておいて損はないプレーヤーの一人。

Jリーガーでピンとくる選手はなかなかいないのだが、その中でも目立って私が気になった選手だったので、これからの活躍・成長に期待。

 

第5位 乙坂智

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横浜高校野球部時代はセカンドでキャプテン。三浦大輔を継いで「ミスターベイスターズ」と呼ばれる資格十分の、期待の若手野手だ。

高校時代から注目していたのだが、プロではもう一つ打撃でアピールできていない印象で、「打てればレギュラーなのになぁ・・・・」ともどかしく感じていた。

それが、昨年のCSという大舞台での3ランホームラン。しかも、高校時代にも土を踏んだことのある甲子園の舞台で。これで一気にポイントが高まった。超シビれた。

しかもその後、チームは日本シリーズへと進み、福岡での初戦ではなんと現地で彼の姿を見ることが出来た。

残念ながらシリーズでは打撃が振るわず(足はめちゃくちゃ速かった)、ほろ苦いシリーズデビューと相成ったのだが、この経験はチームのみならず彼にも良い影響与えたに違いない。

メンタル面や礼儀、リーダーシップなど人間的には大変完成されていると思うので、ぜひとも今後長く横浜の地に君臨し続けてほしい。そんな好青年が彼である。

 

第4位 2007年のダリン・アースタッド(の選手能力)

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ミートF パワーE 走力C 肩力A 守力B 弾道2 クラッチヒット4 ヘッドスライディング 粘り打ち 流し打ち 慎重打法 実況パワフルメジャーリーグ2の能力値より。また、能力値などのデータは(株)コナミデジタルエンタテイメントに帰属します)

 

すごく良い。大変にツボを心得ていると言えよう。それくらい、この能力値にはあざとさをも感じてしまう。これほどに心憎い能力の選手はなかなかお目にかかれない。

それは、ディフェンス面での充実はもちろんのこと、決して高くはない打撃の数値にさえも、彼がかつてはシーズン240本の安打を打った巧打者であることを物語る特殊能力が付くことで、美しさを覚えてしまうからである。例えば近年のイチローなんかも、能力値的にはこのようなところに落ち着くのではないだろうか。

もちろん、彼は紛れもない名選手であるので、全盛期の能力値査定はとんでもなく強いであろう。だが、故障の影響で不振に終わった前年度成績を受けてもなお、能力値にこれだけのプラス面が見られる選手というのは、確かな技術力、身体能力が備わっている証左であり、表面だけに無い強さというものを感じることが出来る。

そして、このミートやパワーからは、彼の再起への強い思いなども感じられてしまって、なんだか感傷的にもなる。

彼は、この2年後に現役引退してしまうのだが、名選手が確かに存在したという証に触れることが出来て私は幸せである。

 

第3位 レヴ・アンドロポフ(演-ピーター・ストーメア

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アルマゲドンに出てきたロシア人宇宙飛行士。

映画の終盤で機械トラブルの際、「ロシアではこうやるんだ」と言いながらスパナでトントコぶっ叩き、見事に修理するという荒技をやってのけた。西側の資本主義ならぬご都合主義を支えた極東の雄である。

この前にも、断崖絶壁から虚空へ飛び出した車の車外で修理かなんかをやってのけており、ブルース・ウィルスの次にこの映画で活躍したと断言できる。

こういう、一見テキトーだけれどしっかり結果を残せる男というのは実に格好良いし、なかなか真似できるものではない。

恥ずかしながらアルマゲドン未視聴だったのだが、清々しいまでのご都合主義をしっかりと支えたレヴの存在が、昨年強く私の印象に残ったのである・・・・。(実は一昨年だったような気もするが、そこはドンワナクローズマイアイである(?))

 

第2位 アレックス・ターナー

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アークティックモンキーズのボーカル。私が存在を知ったのはここ1,2年とかなり新参者だが、昨年めちゃめちゃ楽曲を聴いたし、カラオケで歌ったし、ライブ映像も結構リピートした。

デビュー当初は、どこか可愛い感じの雰囲気だったのが、気が付いたら大変に垢抜けており、ジョジョ4部の康一くんを彷彿とさせる成長を感じさせる。男女問わず惚れること請け合いだ。(康一くんの見た目は逆行していくけど)

上記の動画でのライブ映像が、これまためちゃめちゃ格好良い。こういうのを見るたびに、多感な高校時代あたりにもっと音楽に触れたかったと思ってしまう。

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こちらは2014年のライブ版。漂う雰囲気がアダルトなものになっている気が。

楽曲の雰囲気も、落ち着いたUKロックといった感じに様変わりしており、アーティストとしての確かな歩みを感じられる。次回の来日を心待ちにしているし、できれば会場での合唱に参加したいものである。

 

第1位 Nurset Gokce(セクシー塩振り男)

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通称・セクシー塩振り男。日本のメディアにも紹介され、一躍国内でも有名に。

日本以外の海外の方にも親しまれているらしく、アメリカかなんかに彼が行った際、通行人がセクシーにエア塩振りをして彼を出迎えていたのが印象的である。

Twitterでも話題になり、色々調べるうちに本人のアカウントを発見。

最初は、いちいち大げさな調理風景に笑ってしまったのだが、見るたびにそれが格好良さへと昇華していった。なんというか、長嶋茂雄の守備時の動きに通じる格好良さがあるのかもしれない。

それと、彼の上げる動画を見ていると、とても人生が楽しそうに見えてくるのだ。

人生を謳歌しているうちにたどり着いた調理パフォーマンスに、しがない会社員の私は大変に心を奪われてしまったのであった。しおらしくなっちゃうね。

 

というわけで、男女ともに私の好き勝手ランキングは終了である。

思い返せば、2017年はいろいろなことがあったが、今年も変わらずにアンテナを光らせ感性を磨いて、また来年度に振り替えられればなと思うにも至った。

最後に、そんな素敵な機会を与えてくれたランキング考案者様に、再度感謝を申し上げたい。また、次回のランキングにも参加させていただければ幸甚の極みである。

 

※追記 

夜の音楽食堂についての記述、何かおかしいと思ったら始まりは一昨年だった…。

ということで、恥ずかしながらの修正。