自己表現ぶろぐ

会社では冴えない社会人が、ネット弁慶になるためのブログ。好きなものや興味のあるものの感想を、ちまちま書きます。

【野球】愛すべき変則投手たち。

野球を見始めて早や幾年。

いつ頃からかは分からないけれど、気が付いたら私は、変則投手(ここでは一応、サイドスローの意)から目が離せない身体になっていた。

例えば高校野球を見ていて、背番号「11」の投手が横手投げだと、孤独のグルメ宜しく「そうそう、11番ってこうだよなぁ・・・・」と心の中で頷いてしまう。エースよりも、2番手以降で投げる投手が変則投手だと心なしか嬉しい。

 

もちろん、サイドスロー以外でも、変則投手と呼ばれる投手はいる。現在だと、日本ハムの井口なんかが該当すると思う。上手投げながら細部が特徴的だと、変則投手という呼称がしっくりくる。


2016/03/30 日ハム ドラフト3位ルーキー 井口和朋 投球フォーム

彼の場合は、足の動きと腕の動きとがズレていて面白いし打ち辛そう。それでいて、そこそこ早い速球と落差ある変化球とを操る、比較的オーソドックスな攻め方をする投手である。ギャップ萌え的な要素があるかも。

それと、東農大のオホーツクキャンパス出身なのも、彼が変則投手たる所以かもしれない。まぁ、そこは(銀の)匙加減だけど。

 

というわけで、今回は私の心を掴んで離さない変則投手たちを挙げてって、好き勝手に批評します。

 

ライアン・グリン


09年04月04日 野本圭 プロ入り初本塁打(2ラン) ピッチャーグリン

文字が色付きで登場のこの投手は、助っ人外国人として楽天日本ハム→横浜と複数球団を渡り歩いた。

ご覧のとおりの変則投手で、公称190㎝の長身なのにサイドスローというところが格好良い。それでいて躍動感があり、一生懸命さも伝わってきて見ていて気持ちが良い。

日本球界時代1回も勝ち越したことが無いらしいけど、一応ローテーションの一角であり続けたサイドピッチャーということで印象に残っている。あと、誕生日が一緒である。やったね。

 

クォン・オジュン


[KBO리그] 넥센 : 삼성 MVP 권오준 (07.29)

オ・スンファンとコンビを組み、「KOパンチ」の一角を担っていた中継ぎ投手。アジアシリーズで彼を初めて見て、オ・スンファン共々魅せられてしまった。

恐らく選手のレベルとしては、オ・スンファンの方が上だと思う。けれど、クォンの方がサイドスローって感じがして好きだ。クォンがのらりくらりバッターをかわすからこそ、オの直球が光るのだとも思う。

止めを刺されたのは実況の「チェンジアップやシンカーを操る」という一言。そんなの最高じゃんか!

日本に来てほしかったですが、オ・スンファン来たから良いか。

 

ジェフ・ウィリアムス


J・ウィリアムスの投球.flv

王貞治も認めた変則左腕。JFKの存在や、アテネ五輪で日本に立ちはだかったことも有名。

彼はサイドスローの醍醐味の一つ、「角度」を存分に味わわせてくれる。

イケメンだし、球は速いし、スライダーのキレ味は天下一品と、今更語ることはありません。最高の権化。ミッチェルレポート該当してたけど、抜群に好き。

 

森福允彦


日本シリーズ第4戦 無死満塁斬り 森福 魂の11球

高級なツイストドーナツを頂いているような、素敵な身体のねじりからキレの良いボールを繰り出す。ピンチも奪三振で切り抜けられる実力者。

セットの状態からすでに、身体に角度がついているのがとても良い。右打者として打席に立ってみたいと思わせる、魅力的なボールを放ります。かなり好きな中継ぎ投手かも。

 

おまけ 西山一宇


1993 西山一宇 1 プロ入り初登板

腕投げてる!?と錯覚してしまいそうな独特のフォーム。それでいて快速球を披露し、オリンピックにも出場している投手。ラリアットとか強そうである。

だけど、一度見たら忘れられないインパクトにやられました。身体壊しそうだから真似したくはないけど。

 

まだまだ挙げ足りないですが、キリがないのでこの辺でおしまい。映像を探しながらだと、ついつい楽しくなってしまうな。

私の投げた変則ボールが、誰かにキャッチされることを願って。