【生活】物流、接客業、そして彼女
新聞やニュース番組などで、様々な業界で労働者が不足していると叫ばれている。
最近だと、トラックドライバーが不足している、飲食店での人員が不足し新規店舗の開店が延期される、といったニュースを聞くこともある。そしてこれらは代表的な例でしかなく、人々が知らないような業界や地域でも、同じように労働者が足りていないことは容易に想像できる。
今後、日本の人口は減ることが予想されており、その通りに人が減ると労働者不足には拍車がかかるであろう。我々の生活スタイルも、それに合わせて変化するかもしれない。
そして、上記の問題に比例するのもおこがましい、とってもどうでも良い分野において深刻な人手不足が問題となっている。
私の彼女の成り手が不足しているという問題だ。
彼女不足が心の中で叫ばれだして久しい。(ここさけ現象)
図らずも「水中、それは苦しい」の楽曲みたいなタイトルになってしまったが、今回は彼女がいないという私の現状を面白おかしく書き連ねて、明日から楽しく生きられるように自己満足に浸って行こうと思う。
彼女がいないという現状に、私は危機感を覚えている。とは言っても、そこまで焦っているわけではないと思う。なぜなら、そこまで彼女を作る努力をしているとは言えないし、一人で休日にのんびり出かけたり、読書したり、音楽やラジオを聴いたり、アニメや映画を見たり、友達や一人で飲みに出かけたり、という日々が楽しいからである。独身貴族とまではいかないが、独身平民くらいの和やかな毎日である。先が思いやられるね。
もちろん、(彼女の)求人は行っているが、なかなか成り手がいない。
近年、「売り手市場」という言葉が定着しているが、その実情は「売り手(恋活・婚活の場所を提供する側)」の市場というような気がしてならない。
街コンや婚活は、基本的に男性の参加費が女性よりも高く、モノにもよるが大体5000~7000円位だと個人的には思う。私のようなペーペーの社会人からしたら、男性なのに助成して!という感じである。
実際、何回かそういうイベントに参加して連絡先交換はしたけれど、LINEのやり取りが全然捗らず、そのイベント限り会うことはないというコマンドーのラストの台詞みたいな感じで毎回終わってしまった。
もちろん、私に至らない点があったからこそ、このような事態になったとは思う。そこを棚に上げるわけにはいかない。
とはいえ、「数千円払ってイベントに参加し気の合う女の子と出会えるかどうかは、参加するまで分からない」というシュレディンガーの猫的な要素にお金をかけるよりかは私は、「気の合う友人と飯でも行くかな~」となってしまうのである。
だいぶ市場に私情を挟んでしまったが、私の現状はこのような感じである。
では次に、今後の展望を述べようと思う。
最近では、「レンタル彼女」という人材派遣業が台頭しているという。また、「まだここにない出会い」を成就させるための「相席屋」というスカウティングサービスも流行っているらしい。更には、AIやVRの研究・開発が進む現状から、彼女の自動化という将来も恐ろしいが考えられる。
しかし、このような目まぐるしい変化に、ムリをして合わせることはないと思う。
人の縁というのは突然訪れ、無理にこじつけられるものではないと考えるからだ。
機会を得るために未知なる世界に飛び込むことは大事だが、それは人生全般に於いてそうである。何も恋人や伴侶探しのためだけに発揮される事柄ではない。
自由な時間があるのなら、本当にいろいろな事柄に触れ自分を成長させ、自信や個性を得る時間というものも、ある意味婚活であると思うのだ。
色んな人間の生み出した考えを汲み取ることで、良い縁が巡って来た時に発揮できるようにしたい。そのために、思ったことをブログで書き連ねているのではないかな、と思う。(もちろん、友達や理解者に対しても発信できるように)
なんだか言い訳じみているが、そんなこんなで日曜日を楽しみながら、今ブログを書いている。
ささやかな幸せを忘れないようにも、日々を大切に生きていきたい。
PS.アニメとか声優さんが好きなので「オタク婚活」的なイベントに多少興味があるが、両者が日常に当たり前にありすぎて何が好きなのか良く分からなくなってしまった。ダンジョン飯。4巻での、ライオスのドラゴン好きの苦悩が痛いほど分かる今日この頃なのであった。
【ゲーム】サルゲッチュのサルコメントに気付かされる人生
禅の精神は昨今、「シンプルであること」と人々に捉えられているように思う。
それは、スティーブ・ジョブスや無印良品が禅より影響を受け、そのシンプルさで我々の生活に恩恵をもたらしているからではないだろうか。
禅から波及した「シンプルイズベスト」の考え方は、今や我々の身近な存在として日常に溶け込んでいると言って良いだろう。そして、シンプルであることはむしろ豊かなことであるというように、人々は肯定的にその考え方を受け入れているようにも感じるのだ。
~サルゲッチュはご存知?~
禅とか全然前半関係ない(頭韻)けれど、主人公がサルを捕まえていく様を描いた稀代の名作、「サルゲッチュ」というゲームがある。
それで、作中で捕まえていくサルは何匹もいるのだが、そのサル1匹1匹にサル自身のコメントが付けられている。
私はそのコメント一つ一つがとても好きだ。なぜなら、そのコメント一つでサルの個性が強く印象に残るし、意外にシャレが効いていたりするからだ。
短い文の中に、私達がハッとさせられるものが多くある。今回は初代サルゲッチュより、そんなサルコメントを抜粋し引用したうえで、好き勝手にあることないこと穿っていきます。
なお、各サルの名前やサルコメントなどの著作権は「株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント」に帰属します。
しょうらいにバクゼンとしたふあんがある
-ガーネット(すいちゅうケイブ)
そう、サルでも将来は不安なのである。 我々人間だけが、地球や国家や地域、あるいは身の上のことに不安を感じているのではなく、サルを含めた生き物全てが、何らかの不安を抱えながら日々を生きているということなのだ。それは生物学的には妄想なのかもしれないけれど、「人間だけが特別なのではない」という警句のように思えてならない。
「おかあさん、れんらくください」
-マル(ツラーラどうくつ)
彼のいるツラーラどうくつとは、察しの通りとても寒い。彼は、寒さの中で母親に呼びかけていることになる。「家族の温かさというものを、人は環境が変わると痛感する」という、普段は忘れてしまいがちな家族の大切さを、サルを通じて私達に伝えているのではないだろうか。
ひきだしはおおいほう
-モスキート(サルおんせん)
「引き出しが多い」 という一言だけで、なぜかとても魅力的に感じる。「良い大人というものは、多くの引き出しを備えていて、必要な時にだけサッと引いて必要な振る舞いをするものなのだ」ということを、ゲームを遊ぶ子供達や若者に伝えたかったのではないかと思わせる名文句である。
そのめはせかいをむいている
-ジョンモンジロウ(サルおんせん)
サルが世界に目を向ける時代になったということなのだろうか?言わずもがな、彼のモデルはジョン万次郎。コメント通りのグローバルな人材として活躍した。
人々はどうしても、眼前のことや身辺のことに気を取られ、大局を見失いがちである。「柔軟に、そして広い視野で物事を捉えるべき」という考え方を、ジョンモンジロウにモデル付けすることで我々に印象付ける、素晴らしい一言なのではないかと思う。このコメント、超カッコ良い。
てぐせはわるいがきまえがいい
-ゴエモン(わびさびテンプル)
こういう人物は、ミスをしてもどこか憎めなく、周囲から愛されている場合が多いと思う。気前の良さが、自らの手癖の悪さをカバーするのだ。このような生き方こそが「粋」であり、器の大きさを感じさせる。 「きまえはよいがてぐせがわるい」という文章配置でないところも愛され度を表すポイント。
「人は一人で生きるのではなく、周囲との関係性を築くことが自分のためにもなる」ということを、天下の大泥棒「石川五右衛門」を思わせる名前で訴えかけていると思う。
まだまだ挙げたいけれど、長くなりそうなのでこれにていったん終局。
短文が、人々の多角的な捉え方を刺激する良い対象であると改めて思い知らされました。終始「何言ってんだ?」的論調だったし。そしてそれは、文の持つ「シンプルさ」ゆえの特別な力なのかもしれない。
サルは言葉じりも捕まえられるんですね!
【音楽・漫画】ソーダのおとも。
4月なのに暑い。まだどうにかなる程度だけれど、温暖化が深刻であると身に染みて感じさせられている気分になる。
のんびりしていたら桜はとっくに散っていて、納得できないまま夏にやり込められてしまいそう。
それでも、私は5月くらいの空気が好きだ。
薫風とは上手く言ったもので、風が運んでくる爽やかな風に夏の訪れを気付かされる瞬間がたまらなく好き。爽やかさを強く印象付ける緑が映える時期でもあるし。
そんなこんなで、まだ4月だけれど完全に5月気分の私は、ソーダを愛飲して夏を先取りしている。
しゅわしゅわの爽快さは年中快いけれど、やはり暑い時期に飲むのがぴったり。
初夏が本気出してきている昨今、皆様もソーダを召しあがる機会に恵まれると思うので、今回はソーダを飲んでいるときに見聞きしたい曲や漫画を挙げて、好き勝手言いたいこと言います。(ぶっちゃけ、「夏っぽい何か」ってことです)。
「透明ガール/Nona Reeves」
まさに夏ー!って感じの一曲。透明感際立つ雰囲気全開で、思わずソーダを頭から被りたくなる。(炭酸)水垢離。
キーンと冷やしたソーダをクーラーボックスに入れて、ちょっとお出かけしたくなる曲でもあると思う。夏の日差しのまぶしさを追いかけたくなる良曲です。
「夏の理由/GONTITI」
Gontiti - 夏の理由
安定のGONTITIのなかでも、ウキウキな夏ソングの一つがこれ。なんというか、パッソアをソーダで割って、テラスで語り合いたくなりますね。そんなオシャレ体験ないけど。
ただ、家でちょっと南国体験したいとき、お供はこの曲が良いのかも。もはやソーダ関係ないけど。
「スマトラ警備隊/相対性理論」
相対性理論 - スマトラ警備隊 (High Quality)
冒頭の「ダダダダ」こそ、強炭酸でぶん殴ってくるウィルキンソンのイメージ。同アルバムの別曲でコントレックス箱買いしてるくらいだから、この曲をソーダに合わせるのだってアリなはずだ。軽快に、かつ頭を空っぽにしてソーダを飲むときにぴったり。
「あじさい/サニーデイサービス」
なんともハイカラな雰囲気漂う一曲。「さいだあ」って歌詞にはあるけれど、昔ながらの「ソーダ水」を飲みながら聴きたい。メロディーの端々にもの悲しさを感じられる点が、炭酸に溶け込んだレモンのほろ苦さを想起させて良い感じ。
「黄昏のサマー・ホリデイ/桑田佳祐」
うだるような暑さ、へばりつくような蒸し暑さ、残暑、それらを感じなんとも喉が乾いてくる一曲。夏の夕暮れを非常にうまく表現しているように感じる。流石は夏の申し子桑田佳祐って感じ。そりゃ初音ミクもカバーしてしまうわけで。
私にとっては、こっちの方がよっぽど「夏の終わりのハーモニー」って気がするのです。ねっとりとした暑さを、ついついソーダを流し込んで忘れたくなるような名作だと思う。
「りとうのうみ/たかみち」
沖縄の青が満載の、フルカラー漫画。一面彩り豊かで、ページを開くごとにとても楽しい。これさえあれば、年中沖縄の夏を感じることができるという、こち亀のバカンス回的な傑作。
バカンス回というのは冗談だけれど(太字だしな)、本当に素敵な一冊だと思っていて、オススメ漫画を聞かれれば必ず薦めていると思う。
できれば、三ツ矢サイダーを相棒に読み進められれば心強い。
「8月のソーダ水/コマツシンヤ」
こちらもフルカラーの、微炭酸のような優しい爽快感を感じられる一冊。今回の記事に、「ついに守護神が出てきたか」と錯覚するかのような完璧なタイトルと完璧な内容を併せ持つ快作。
さっぱりとした気分になりたいとき、ソーダ飲みつつ一緒に読んで間違いなし。
と、色々挙げましたが、ソーダ飲みたくなったらこちらもどうぞ。
三ツ矢サイダーのブランドイメージを爆上げすること必至の一冊です。素敵な炭酸ライフを。
【テレビ】絶賛しつくされたハッチポッチを、今更全力で称賛
「何でもありの楽しい駅」。
昔、日本にはそんな国営のユートピアがあった。
ご存じ、「ハッチポッチステーション」である。
ハッチポッチステーションは、子供の頃によく見ていた。
思い返せば、番組内容を理解していたとは思えない。けれど、番組唯一の人間・グッチ裕三を中心に、人形のジャーニーやダイヤさん達がわちゃわちゃしているのがとても楽しかった。
各回、一応ストーリーはあったと思うけれども、様々なコーナーを中心に番組が進んでいったイメージが強い。そして、ハッチポッチが人々に絶賛された強いファクターとして、コーナーの存在は無視できない。
もちろん、ハッチポッチ視聴者の皆様におかれましては、毎回楽器破壊オチを披露する「ドン高田のドンバルーム」がお好きだとか、大西ライオンと基本システムが一緒の「スマイリー高田のリズムでGO!」は忘れられないだとか、十人十色の想い出がお有りだろうが、今回は「WHAT’S ENTERTAINMENT?」の話をさせてほしい。
ハッチポッチが高評価を得たのは、大人向けパロディが視聴者にメチャメチャハマったからだと言えるだろう。
それが各コーナーに表れていたのだが、特に「WHAT’S ENTERTAINMENT?」はパロディの楽園とも言えるコーナーで、とんでもない破壊力だった。
NHKの奇才達とモノマネ四天王の一人であるグッチ裕三がタッグを組み、
「子供向け番組だから、童謡を流してるけどそれが何か?」と言わんばかりに、童謡の名を騙った今夜はビート・イットや宇宙のファンタジーがガンガンに流れてくる。
あと、グッチさんが芸達者なおかげで、歌がちゃんと様になっている。彼の十八番のモノマネである「三大テノールのモノマネ」で「ぞうさん」歌いだしたら笑うに決まってんじゃんか。
このパターンは、「生き物の生態や特徴が子供に分かればよいだろう」というスタンスを採りつつ「マッコウクジラはせんすいキング」という曲で、YesとVan HalenとEuropeとJourneyをごちゃ混ぜにしてしまったむしまるQと同じである。けど、ちゃんとマッコウクジラの生態が伝わってくるのが凄い。
「童謡」を盾に、趣味丸出しの選曲や演出を高いクオリティでやってのけたハッチポッチステーションは称賛されるべきだし、人気が出て当然だ。最高である。
また、押さえられているパロディ元のアーティストや曲が一流揃いなのは、荒木飛呂彦先生のチョイスに通ずるものがあるように思える。いわば、洋楽入門番組でもあったのだ。それが親子で楽しめる点で、かなり評価が高くなるとも思える。後世に遺したい。
とにかく、ぜひぜひ一度ご覧いただきたい。特に「犬のおまわりさん」はNHKとグッチさんの本気が伺える意欲作。
「あのこはたあれ」のはずなのに、のっけから攻めすぎていて笑う。エリックかけブトンというネーミングセンスに脱帽。しかし格好良い。
グッチさんのファルセットが凄すぎて、内容はどうでもよくなってしまう。ぶっ飛んだ演出再現には執念すら感じてしまう良作。
http://www.tokyo-gucci.com 母さんの歌 with earth wind and fire
他に数十曲あると思うけれど、例外なくどれも観ていて楽しい。あの頃に思いを馳せたくなった時には、めったに電車が来ない駅でゆっくりしてみては。
【音楽】一切見たことないアニメの、好きなアニソン
人生は選択の連続である。
人は知らないうちに取捨選択を迫られ、言わずもがな、この世の神羅万象を手にすることはできないのだ。
そして、それはアニメも然り。どんなに好きとはいえども、この世の全てのアニメを網羅するのは時間的に不可能である。
というわけで私は、「見たいけど他にも見たいのあるから後回しにしてるアニメ」の主題歌だけ聴いて、見たつもりになることが多い。
アニメの内容を深く突っ込まれると困るけれど、曲だけでも知っていると話のきっかけにはなることもあり便利である。
今回は、私の好きな未視聴アニメの主題歌を挙げて、好き勝手言いたいこといいます。
「Puzzle/ROUND TABLE featuring Nino(NHKにようこそ!)」
NHK ni Youkoso! - Puzzle (Full Version)
「NHKにようこそ!」のOPである。とても爽やかな楽曲で、新生活シーズンの今ぐらいに聴くのがぴったりな一曲。個人的には、これを聴きながらポカポカ陽気の空の下、河川敷にフラッと出かけたくなる。
それと、ギャラリーフェイクEDの「だから、私は歌う」とセットでよく聴いている。新しい環境に身を置いても、「やっていくぞ!」という気持ちにさせてくれる名コンビだと勝手に思っているのだ。この春から新生活を迎える皆さんに幸あれ。
「バーテンダー/Natural High featuring 椎名純平(バーテンダー)」
bartender OP full (Bātendā)- Natural High feat. Junpei Shiina
前奏からして只者ではない雰囲気ビシビシの、上品な大人感漂う一曲。バーの風景を思い起こさせるような歌詞も相まって、お酒に詳しくなくても雰囲気に飲まれてしまいたくなる。さすがに、これを聴きながらストロングゼロとかほろよいの選択肢は無い。
ナチュラルハイは、メジャーデビューからの活動期間がそこまで長くないからか知名度は全国規模ではないにしろ、本当に良い曲を作ると思う。前述の「だから、私は歌う」もそうだし、「プロローグ」なんかも素敵。
知名度の低さは、ネットでの検索結果が物を言っているのだとしか思えない。悲しい。(試しに「ナチュラルハイ」で検索してみよう!)
椎名純平さんは椎名林檎さんのご兄弟だとか。桔平かと思ってた。ごめんなさい。
「リトル・グッバイ/Rocky Chack(ゼーガペイン)」
静かな始まりから、サビでは確かな盛り上がりを実感できる良曲。とっても宇宙っぽい。冬の保養地とかで、夜に外で聴いたら雰囲気出るだろうな。
こういう、何というかキレのある落ち着いた曲って、皆好きなんじゃないかって錯覚に陥ってしまう。誰しもが聴きたくなる瞬間に出会える曲って感じ。
そして、男性のコーラスも丁度良い。スッとなんでもこなしてくれる名執事かのように、邪魔にならないとでも言うのだろうか。一人の時に静かに盛り上がれる、完成度の高い曲だと思う。
「agape/メロキュア(円盤皇女ワるきゅーレ)」
anime princess love song UFO Princess Valkyrie OST Agape Full of Love
天に召される時が来た、って感じの曲。極上の羽を使った羽毛布団に包まれているかのような安心を感じられる。
もうなんか、形容しがたい感覚に陥るというか、軽く走馬灯が流れる。それだけ、ボーカルが心地良く聴けているのだろう。優しい気持ちになりたい時にぜひ。
今回は以上でおしまい。皆さんが少しでも、アニメを見た感じを味わえていたら最高です。それこそ、アニメ作品から連鎖的に音楽が広がっていくというのも、なかなか楽しい経験のように思える。
【アニメ】声優好きにクッキングパパを絶対見てほしい理由
クッキングパパ、見たことありますか?
130巻にも及ぶ長期連載をモーニングで行っており、見たことはないにせよ知っている人は多いと思う。
そんなクッキングパパ、只今東京MXで毎週木曜日に放送をしており、絶賛視聴中である。
最初は「そんなことより、もっかい美味しんぼやっておくれよ~」と思いつつも、美味しんぼよりも日々の生活に料理が溶け込んでいる感じが見やすくて、気が付いたら視聴することが習慣へと昇華していた。雑にいえば、めっちゃ料理するサザエさんって感じだけれど、サザエさんよりもだいぶ砕けているので見やすく思う。
さてさて、そんなアニメ・クッキングパパは、かなり声優さんが豪華なところが見所の一つ。
クッキングパパこと荒岩一味の声優は、玄田哲章さん。吹き替えではシュワちゃんなどでお馴染みで、毎回主役を張ってるイメージだけど、意外にもアニメで主役は珍しいとのこと。
超人級のガタイを誇る主人公の声にはうってつけで、惜しみなく他者へ愛情を注ぐ優しいお父さんの面も持ち合わせた演技が最高に心に沁みる。
他のレギュラーキャラの声優さんも凄い。
ザッと挙げても、
勝生真沙子さん、高山みなみさん、冬馬由美さん、飛田展男さん、矢島晶子さん、くじらさん、八奈見乗児さん。
たま~に出てくるキャラでも、かないみかさん、二又一成さん、増岡弘さんが声を当てているので、どこを切っても美味しいケーキのような贅沢感を味わえる。
(余談ですが、かないさんの役どころは小学生の女の子。かないさんが小学生の声を当てているからこそ、この国は平和なんだなぁと毎回思う)
これだけでも声優好きには堪らないが、特筆すべきは高山みなみさんの演技の凄さ。
クッパパの利発な息子役としても情感豊かな演技をされていますが、それだけでなく、物語が進み娘が生まれると、一人二役で演じ分けている。
性別が違うだけでなく、年齢が離れた二人のキャラクターの演技を見事にこなしているのは圧巻の一言。コナン君の声の使い分けも、この作品での演技が礎になっているのかもしれない。だから見てね。
それと話は変わるが、仕事の描写や会社でのシーンがちょいちょいあるからか、EDの曲は大人(保護者)向けのように感じる。
ED曲は二曲。前期のEDは「パパは何でも知っている」。永世名言がタイトルに冠されおり、荒岩一味の良い父親振りを締めで再確認することができる。
後期EDは、大人になってから子供時代の憧れを慈しむ内容の「HANDS」。メロディーラインは古さを感じるけれど、歌詞は今でも新鮮さを保っている良曲。うえやま先生直筆であろうイラストにも、温かみがあって良い。
深夜アニメの視聴と組み合わせることで、新進気鋭と百戦錬磨とが混ざり合った、バランスの良い重厚な声優さんライフを送れること請け合い。
あと、当時のスポンサーとか尺の関係で料理の作り方の詳細はぜんっぜん分かりません。パパへの道は険しい・・・・。
【野球】愛すべき変則投手たち。
野球を見始めて早や幾年。
いつ頃からかは分からないけれど、気が付いたら私は、変則投手(ここでは一応、サイドスローの意)から目が離せない身体になっていた。
例えば高校野球を見ていて、背番号「11」の投手が横手投げだと、孤独のグルメ宜しく「そうそう、11番ってこうだよなぁ・・・・」と心の中で頷いてしまう。エースよりも、2番手以降で投げる投手が変則投手だと心なしか嬉しい。
もちろん、サイドスロー以外でも、変則投手と呼ばれる投手はいる。現在だと、日本ハムの井口なんかが該当すると思う。上手投げながら細部が特徴的だと、変則投手という呼称がしっくりくる。
2016/03/30 日ハム ドラフト3位ルーキー 井口和朋 投球フォーム
彼の場合は、足の動きと腕の動きとがズレていて面白いし打ち辛そう。それでいて、そこそこ早い速球と落差ある変化球とを操る、比較的オーソドックスな攻め方をする投手である。ギャップ萌え的な要素があるかも。
それと、東農大のオホーツクキャンパス出身なのも、彼が変則投手たる所以かもしれない。まぁ、そこは(銀の)匙加減だけど。
というわけで、今回は私の心を掴んで離さない変則投手たちを挙げてって、好き勝手に批評します。
ライアン・グリン
09年04月04日 野本圭 プロ入り初本塁打(2ラン) ピッチャーグリン
文字が色付きで登場のこの投手は、助っ人外国人として楽天→日本ハム→横浜と複数球団を渡り歩いた。
ご覧のとおりの変則投手で、公称190㎝の長身なのにサイドスローというところが格好良い。それでいて躍動感があり、一生懸命さも伝わってきて見ていて気持ちが良い。
日本球界時代1回も勝ち越したことが無いらしいけど、一応ローテーションの一角であり続けたサイドピッチャーということで印象に残っている。あと、誕生日が一緒である。やったね。
クォン・オジュン
[KBO리그] 넥센 : 삼성 MVP 권오준 (07.29)
オ・スンファンとコンビを組み、「KOパンチ」の一角を担っていた中継ぎ投手。アジアシリーズで彼を初めて見て、オ・スンファン共々魅せられてしまった。
恐らく選手のレベルとしては、オ・スンファンの方が上だと思う。けれど、クォンの方がサイドスローって感じがして好きだ。クォンがのらりくらりバッターをかわすからこそ、オの直球が光るのだとも思う。
止めを刺されたのは実況の「チェンジアップやシンカーを操る」という一言。そんなの最高じゃんか!
日本に来てほしかったですが、オ・スンファン来たから良いか。
ジェフ・ウィリアムス
王貞治も認めた変則左腕。JFKの存在や、アテネ五輪で日本に立ちはだかったことも有名。
彼はサイドスローの醍醐味の一つ、「角度」を存分に味わわせてくれる。
イケメンだし、球は速いし、スライダーのキレ味は天下一品と、今更語ることはありません。最高の権化。ミッチェルレポート該当してたけど、抜群に好き。
森福允彦
高級なツイストドーナツを頂いているような、素敵な身体のねじりからキレの良いボールを繰り出す。ピンチも奪三振で切り抜けられる実力者。
セットの状態からすでに、身体に角度がついているのがとても良い。右打者として打席に立ってみたいと思わせる、魅力的なボールを放ります。かなり好きな中継ぎ投手かも。
おまけ 西山一宇
腕投げてる!?と錯覚してしまいそうな独特のフォーム。それでいて快速球を披露し、オリンピックにも出場している投手。ラリアットとか強そうである。
だけど、一度見たら忘れられないインパクトにやられました。身体壊しそうだから真似したくはないけど。
まだまだ挙げ足りないですが、キリがないのでこの辺でおしまい。映像を探しながらだと、ついつい楽しくなってしまうな。
私の投げた変則ボールが、誰かにキャッチされることを願って。