自己表現ぶろぐ

会社では冴えない社会人が、ネット弁慶になるためのブログ。好きなものや興味のあるものの感想を、ちまちま書きます。

【感想】映画「LA LA LAND」

感想の前に、軽く身の上話を。読み飛ばし歓迎。

 

昨日の夜は、元々友人とお酒を飲む予定だった。

そんなもんで、久々の再会を前にワクワクしていたけど、急遽友人の都合がつかなくなり手持無沙汰になってしまった。

金曜日の夜、急に暇が出来てしまうとなかなか埋め合わせるのは難しい。他の誰かに会いたいようで、そうではない。そんなワガママな気持ちのなかで浮かんだ妙案が、「映画館に行くこと」でした。

 

映画館に行くのは何年振りだろう、と思いを昔に巡らせながら、チケットには迷わず「LA LA LAND」をチョイス。封切の当日で良かった。

上映開始1時間前にチケットを取得して、晩御飯は魚介ベースの(ラ ラ)ラーメンを頂きました。煮干しと豚骨、数種の魚介が織りなす味のミュージカルは、半ば作業的な食事を、素敵な前哨戦に変身させてくれました。

そして、入場前にはポップコーンとメロンソーダを購入し、華やかなレイトショーの扉を開けたのです。

 

【感想】

今作のテーマは、「大人になること」であったと感じた。

若者が夢を追う中で、挫折と成長とを経験しつつ何かを得ていく。ただ、もたらされたものを受け止めるのは本人でなければならない。

セブとミアは、どちらも最後には成長と挑戦の結果を受け止めていたと思うし、それらが彼らを「大人」にさせたのだと思う。「Stand by me」みたく、「大人になったら昔の友達とも会わなくなるけど、それって自然なことなんだよ」的な、大人になるまでの人生の時の流れを肯定してくれるような良作、それが「LA LA LAND」に対して抱いた印象です。

 

ストーリーは王道であったと思う。夢追い人が二人出会えば、ああいう物語になるだろうという感じの。

ただ、劇中にはゴキゲンなダンスと楽曲が盛りだくさんだったので、そこはあんまし気にならなかった。むしろ、分かりやすいストーリーの方が表現しやすかったのかもね。

また、手放しハッピーエンドとは言えない分、ビターさも楽しめて良いです。

で、見た後にはタップダンスを習ってやりたくなる。「アーティスト」見た後と全くおんなじ感想という、浅浅な部分がモロ出しになるほど幸せな作品。これで渋滞も退屈じゃなくなる!皆様も是非。